イベント業界アカデミー 第3回目の今日は、「仕事の辛さ」についてお話ししようかと思います。

具体的な業界説明ではなく、筆者個人の感想になりますので、業界人全員がそう思っているわけではないことを念頭に置いてお読みください。

【仕事探しの優先順位】

学生が就職を考えた時に、何を優先して活動するのかは人それぞれだと思います。

私が大学4年になる時に思ったことは「やりたいことをやりたい」でした。

20数年前はネットもなく、リクルートが作った情報誌を読み解くことから始めるため、検索するよりも冊子を眺める時間が多かったですね。

学園祭実行委員会をやっていた私は、やるならイベント関係がいいと思っていました。もちろん「イベント業界」なんてものは全く知らず、「イベント」という単語が入っている会社を探したものです。というか、イベント業界以外は見てませんでした。

今の学生は色々な情報が溢れているので、情報があり過ぎて困る時代でしょう。

その中で、自分が何を優先していくのかを決めなければなりません。

私は「やりたいことをやる」ということが第一優先でした。

今でもイベント業界が私に一番合っていると思います。

みなさんの第一優先はなんでしょう?

【辛いことばかり】

「イベント関係の仕事です」と他業種の人に話をすると、「楽しそうですね」「華やかそうですね」と言われることもあります。しかし、結局は「辛い」です。

専門学校の講師をしている際に、「イベントの仕事は98%が辛いことだよ」と言ってきました。

華やかな世界に憧れてくる18歳に対して、ひどいことを言ってるなぁ〜と思いながらも、「イベント業界は全員が裏方なんだよ。

裏方は自分たちが頑張ることによって表側の人達が喜んでもらうために仕事をするんだよ」、

「98%はホント辛い。でも、残りの2%がやばい!辛いことを続けてきて、完成した時、表側の人達からすごい感謝される。終わった達成感、感謝される喜び、たった2%の衝撃はどんな仕事よりも楽しいよ」

そんな事を言うと、学生たちは自分の進路を改めて考えます。